28週で逆子と言われた場合、その後の流れについて

28週以降、逆子についての流れを書いてみました。

赤ちゃんが小さく空間もまだたくさんあるので、28週からお灸ができたら下を向きやすいです。

28週以降1ヶ月近く経つと(32週以降)、まだ赤ちゃんの頭が上だと、かなり直りにくくなります。

もちろん何もしなくても下を向く子は下を向きます。

しかし、お灸や養生により、そのパーセンテージは低くなると思います。

お灸は安産にも繋がりますし、お灸を早めに(28週ぐらい)知っておくことは妊娠期だけでなく出産から子育てまで、女性のQOLをあげるお手伝いができるように思います。

 

妊娠28週まで
だいたいにおいて、頭が上にあっても28週までは逆子とは言いません。

児の体重が1,000g以下の場合、逆子の状態だからといって、気に留めない産院がほとんどだと思います。

逆子治療で来院される方へ。問診事項です。

 

妊娠28週
この週数からお灸ができれば、とも思うのですが、最近は逆子を指摘することすらしない医師が多くなったように思います

この時期の推定児体重は1,000g前後。

28週より2週間ごとの健診になる産院がほとんどだと思います。

逆子のお灸は28週以降それを指摘されたら早めに始めることが大切です。

28週で逆子を指摘されたら、お灸だけでなく普段の生活でをつけてもらいたい事等(副交感神経を優位する。リラックスを心がける)を意識してもらうだけで、かなりの確率で頭位になるように思います。

国立生育医療センター 産科
https://www.ncchd.go.jp/hospital/about/section/perinatal/san/

2017年分娩数2238のうち874が帝王切開
逆子云々関係なく、実に39.1%のお子さんが帝王切開で生まれています。

この週数でこの情報を書くのは不安に思う方もおられるかと思いどうかとも思うのですが、実は大きな病院では逆子であるないに関わらずこのぐらいの割合で帝王切開になっています。

妊娠30週
この週数でも「まだ直る可能性がありますから」と逆子を気にかけない医師が多くなりました

30週の健診で児の体重は1,500g弱ぐらいでしょうか?

医師が何も言わないので、逆子についてあまり深く考えずに過ごされている妊婦さんは多いように思います。

多くの産院では逆子をどうすることもできないので、それを早く指摘することにより不安を作る出す事を嫌がっているのかもしれません。

逆子体操に関しても、エビデンスが無いだけでなく、お腹が張るとか切迫になりやすいということで、否定的な医師が増えているので、逆子で悩んでおられる方の不安を受け止めてくれるところが本当に少なくなりました。

その他、逆子の赤ちゃんへの言い聞かせ

逆子の言い聞かせってやらない方がいい

逆子ちゃんへの言い聞かせについて

「こっちが下だよ」と言い続ける事で、帝王切開を意識し不安が増えてしまう場合があるので逆子の言い聞かせは注意が必要です。

 

妊娠32週
妊娠32週の健診で逆子、ここで始めて「帝王切開」の話が切り出される場合が多いです。病院は帝王切開でも経膣分娩でもドッちでもいいのです。だから何も言いません。そこで慌ててネットで逆子について調べる方が多いのではないでしょうか?

32週の健診で赤ちゃんの大きさは1,500g〜2,000gくらいでしょうか。

最近は小さめの赤ちゃんが多いので、34週で2,000g超えたら大丈夫との認識です。

ですからこの週数で1,500g超えていれば心配ないと思います(小さい赤ちゃんを不安に思っておられる方も多いので、安心してもらう言葉を使ってもらえると嬉しいです)。

帝王切開の話が出て初めてネットで検索、そこでお灸が良いという事を知り鍼灸院の門を叩いたとか、体操や冷え対策、言い聞かせ等、この時期から逆子対策を始める方が多いように思います。

逆子とは関係ないのですが、足がつる(こむらがえり)といった症状はだいたい28週ぐらいで終わる場合がほとんどです。

この週数で足がつるようですと、

赤ちゃんがちょっと下目にいる

目を使い過ぎている方が多い

こむら返りがあるようですと逆子は直りにくいので、30週を過ぎてこむら返りが続いているようでしたら、スマホを見ながら寝ない、夕方以降は部屋を明るくしない、12時までにはねるようにする、という事を実行されるといいかと思います。

「回転率は初診週数31週までは高く、32週を過ぎると低下する傾向にある。」形井秀一先生(医道の日本2013年1月号)

http://www.idononippon.com/magazine/2012/20131.html

だいたいにおいて32週の健診を超えると赤ちゃんは下を向きにくくなりますが、34週から始めても頭位になる方はおられますので、私は34週過ぎても逆子治療はした方がいいと思っております。

30週の健診までは頭位だったのに、32週の健診で初めて逆子と診断されたケースでは、指摘後すぐ(できれば1週間以内)に治療ができれば、ほとんどの場合頭位になります

そのほか

逆子で35週すぎてお悩みの方へ

 

妊娠34週
帝王切開の話がされるので心配の増える方が多いです

この週数で2,000gあると安心ですね。

この週数、帝王切開についての詳しい説明や、場合によっては帝王切開の日にちが決まる場合もあるので、不安が募る方が少なくありません。

もちろん36週まで逆子がつづいて37週の健診で頭位になった例もありますので、この週数からでも治療を始めるべきだと思っています。

患者さんからのお便り(120)逆子(初診31週3日)少し時間がかかりましたが37週0日の健診にて頭位確認

 

妊娠36週
骨盤位外回転術がされる時期です

臨月入ると胎動が少なくなるという話もよく聞きますが、逆子の胎児は生まれるまでよく動くお子さんが多いようです。

最近は予定された帝王切開を39週まで待たないどころか、37週入ってすぐに行うところが多いので、2,3週早くなる出産に不安を感じる方もすくなくありません。

骨盤位外回転術ですが、33,4週に行うところもありましたが、最近は36週〜37週で行う場合が多いようです。

それも一泊入院して。

外回転について

2011年02月01日 | 安産・逆子

この引用は2011年に書いたものです。成功報酬とか、今とは様子が違いますね。

東京都ですと私が知っている限り10くらいの病院で骨盤位外回転術をしているようです。外来でこの外回転術をしているところは港区近辺では2ヶ所しかありません。出産予定病院が外回転術をしていない場合で外回転術を考えている場合、年齢と妊娠週数、お腹の様子から判断されますので、早めに(34週くらいには)問い合わせておく事をお勧めします(外回転術を経験された方から伺ったことはお伝えするようにしています)。


28週1,000gの赤ちゃんが1ヶ月後には2,000gにまでなってしまいます。

この事実だけでも早めにお灸をした方がよいと思われるのではないでしょうか?

また、早めにお灸や逆子を直すための工夫をすることは逆子を直すためだけでなく、安産にも繋がります。

お灸を継続して出産までされた方は、安産、特に産後の肥立ちがとてもいいです。

そのためにもお灸はとってもおすすめなのです。

 

出産は辛いものだと思っておられる方は多いと思いますが、実は副交感神経が優位になって出産や陣痛は起こるようです。

この事を聞いて、おおらかな方や何事もあまり気にしない方が安産になるというのも納得するようになりました。

「出産や陣痛は、このうちの副交感神経が優位になったときに始まり、副交感神経は、身体や気持ちを緩ませるホルモンの分泌が活発になり、身体がお産に適した状態になりやすいのです。」

https://www.birthhouse.com/blog/20160714170739/ 目白バースハウスのHPより

自ら不安を探すような方への勇気付け、といいますか、温かな寄り添いは自律神経の観点からも大切です。

ですから親族お友達、我々妊婦さんに寄り添う者は、ありとあらゆる引き出しを用意して、その不安を少なくするお手伝いをする必要があるかと思います。

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ABOUTこの記事をかいた人

おおした鍼灸院院長の大下です。治療院の場所は神宮外苑いちょう並木近く外苑前駅と青山一丁目駅が最寄りです。運動器疾患だけでなく、頭痛、うつ、更年期、逆子等の治療にも取り組んでいます(妊婦治療は過去講演多数)。子どもは4人、すでに結婚した子もいます。その関係もあり子どもの治療や子育てのお話とかもさせてもらっています。