逆子体操をより効果的なものにするために

今回は逆子体操についてです。

最初に以前書いたブログの紹介からはじめますね。

逆子体操、やり方によってはブリッジの体操も危険です
https://blog.goo.ne.jp/felizfelizfeliz/e/0c4a8b732aeac530978f36aed3f380c4

2年前の2016年に書いたものです。
最近はお腹が張るとか切迫になりやすいといった理由で逆子直しのための姿勢は勧められなくなりました。

逆子体操はやった方が良い場合もあります。
https://blog.goo.ne.jp/felizfelizfeliz/e/90cc6a1b9a63dd1815ac2b5ee667d941

骨盤近くにいる児は体操やった方が良い場合があると今でも思っています。

病院で行われる骨盤位の処置について

大学病院や総合病院は帝王切開を安全でコンセンサスが得られている出産方法だと認識しています。

ですから逆子を直す必要性は全くなく、これまで伝えていた逆子を直す体操を一切教えなくなりました。

かなりレアですが東京の総合病院でも逆子対策としてお灸を勧めるとか、面白いところでは逆子直しのために足の小指の爪の生え際を爪楊枝で刺激させるといった所もあるにはあります。

でも、病院でできる逆子対策は骨盤位外回転術ぐらいではないでしょうか?

骨盤位娩出術 日本産婦人科学会 PDF
http://www.jsog.or.jp/PDF/60/6005-092.pdf

骨盤位外回転術を行っている病院は都内にいくつもありますが、少なくなっているように思います。特に外来で行っている病院は首都圏でも数カ所です。骨盤位外来を持っていた成育医療センターも、いまでは外来での外回転術をやめたみたいです(2018年3月末までと聞きました)。ですから”外来”で骨盤位の外回転術ができるところは都内では1カ所しか知りません(外回転術は今までやっていなかった病院が始めていたり、いつの間にかやらなくなったり、アップデートついていけていないのが実情なので、詳しくは産院にお聞きください)。

 

あと、逆子のまま分娩してくれるところは今もあります。

これについては都立大塚病院のホームページが有名でしょうか?

当院でお産を希望される方へ
http://www.byouin.metro.tokyo.jp/ohtsuka/syusanki/osan_kibousya.html

でリンクされている骨盤位についてPDFをみると

骨盤位(逆子)について PDF [137KB]

経腟分娩が比較的安全にできると考えられ、ご本人・ご家族が上記のような危 険性を十分にご理解いただいた場合は骨盤位経腟分娩を選択することが出来ます。

(2016年3月作成とありますので、詳細は病院に聞かなければいけませんが、2018年8月現在リンクは外されていません。)

大塚病院は骨盤位分娩術と帝王切開術のリスクを比較して、児の姿勢によっては骨盤位娩出術の方がリスクが低い場合がある、とはっきり言っているかなりレアな病院です。

逆子体操とは離れてしまいましたが、病院によって逆子に対する考え方は全く違います。

産婦人科医に教えてもらって購入したこの本、とってもわかりやすいです。

この本には、骨盤位の胎位矯正について、胸膝位もしくはブリッジ法15分、そのあと側臥位(横向きで寝る)とあります。

私が助産師さんから教えてもらったのもこんな感じ。

 

逆子体操ですが

なぜ「逆子を直す姿勢」と言わず「逆子体操」というのでしょうか?

胸膝位法もブリッジ法も、ただの姿勢ですよね?

実はこのどちらかの体操を15分行った後、側臥位30分。

この組み合わせの計45分が逆子体操。

だから体操と言う、私はそのように理解しています。

 

でも最初に書いた通り

逆子体操(特に胸膝位)を勧めない医師は増えています。

 

なぜならば

逆子体操にはエビデンスが無い

お腹が張りやすくなるし、切迫の危険も報告されている

 

確かにそのような事実が報告されているのでしたら、体操を行う事は危険です。

でもここで

何かできることはありませんか?

と医師に尋ねると

十中八九返ってくる事がコレ。

胎児の背中が上になるように横向きでねてみると下を向いてくれるかもしれません。

 

「えっつ??横向きで寝ると頭を下にしてくれる?」

これって実際どうなんでしょう?

体操にエビデンスないってはっきり言っているわけだから、横向きで寝る事もエビデンスが無いからやらない方がよい、とはっきり言ってもよい案件だと思うのですが。

逆子で横向きに寝るということについて
https://blog.goo.ne.jp/felizfelizfeliz/e/b710c3ed2b20953c84d434307d570197

2011年に書いたものなので少し古いのですが、胎児の背中が上になるように横向きで寝るということについて、全く意味が無いのならまだいいのですが、この姿勢を続ける事で睡眠の質が低下して方が多いです。
妊娠期のQOLを下げるのは問題ではないでしょうか。

逆子で横向きになるといい!ってどうなのかな?

 

またまた脱線してしまいました。

この記事は逆子体操についてなので、体操に戻ります。

 

私は逆子体操、特にブリッジの姿勢は逆子直しに有効だと思っています。

ただ、やる場合は高すぎるのはダメだし、低すぎるのもダメ。

適当な高さで行うのが大切です。

 

適当な高さとは

15分間気持ちよくこの姿勢が続けられる高さということ

 

あと、どのような気持ちでこの逆子体操をするかというのも大切です。

たった15分なので、その間だけでも赤ちゃんのことを考えてもらいながらこの姿勢ができれば、動きが全く違ってくると思います。

※スマホを使いながらこの体操を行ったとしても、あまり効果が発揮されないみたいです。

 

この体操ですが、空間をどう作るのかが大切なので、ある程度空きっ腹で行うというのも重要です。

 

体操の効果をどうあげるか。

治療の中でも話をしています。

逆子体操やった方がいいけど、私がいうところの意識も利用してやってみてくださいね。

 

そう、、。

自分の体、赤ちゃんと相談しながら体操をやってみる。

これだけでも色々変わるかと思います。

↓来院された方の声も参考にしてくださいね!
患者さんの声パート1、(1~57)
患者さんの声パート2、(58~88)
患者さんからのお便り(ブログ更新中)

おおした鍼灸院の口コミです
https://www.shinq-compass.jp/salon/review/495/

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ABOUTこの記事をかいた人

おおした鍼灸院院長の大下です。治療院の場所は神宮外苑いちょう並木近く外苑前駅と青山一丁目駅が最寄りです。運動器疾患だけでなく、頭痛、うつ、更年期、逆子等の治療にも取り組んでいます(妊婦治療は過去講演多数)。子どもは4人、すでに結婚した子もいます。その関係もあり子どもの治療や子育てのお話とかもさせてもらっています。