患者さんからのお便り
大下 義武
逆子の不安とそのフォロー
Twitterで呟いた話です。
32週すぎてはじめて逆子と診断。
親しい人だからこそご自身の不安を吐露できず、ネットに解を求めより不安が募るといった悪循環。
そこで当院をみつけ、藁にもすがる思いで来院。
最初は不安で涙ぐんでおられましたが、最後にはすこしばかり前向きになってもらえたかと思います。
逆子治療自体はそれほど難しくないと思います。
私は三陰交と至陰しかしませんし(足すとしても足三里ぐらい)、、
でもそれだけでほとんどの方の睡眠の質やお通じ等、どこかに改善がみられます。
ただ、妊娠してからの経過が良い妊婦さんで30週以降逆子と診断された方への声かけは注意が必要だと感じています。
私はフォローアップメールを出すようにしていますが、皆さんどうしていますでしょうか?
そういった話の共有がいつかの日か逆子治療を多く手掛ける鍼灸師の皆さんとできたらいいな!って思っています。
様々な妊婦さんを診てきたからこそ、色んな事を想定して治療にのぞむ – 東京都南青山|おおした鍼灸院
来院された方を不安にさせるのは絶対に良くないです どのような事が想定されるか それをたえず想像しながら治療ができるか 私自身もちろん出産についてすべてを知っているわけもなく、実際の現場はというと、立ち会い出産で妻の側でオロオロした経験しかなく… だから想像の域を超えることもなく… だからこそ、といいますか、いろんな事を考えて治療にのぞむようにしています…
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施術の身体的な効果を実感しながら、いただいたメールを読んでいるうちに自分の中の焦りや苛立ちが少し和らいだように思います。
家庭では、なかなか素直に悩みを吐き出せずにいたので精神面でも救われました。
これから出産までは出来る限りのことをしつつ、お腹の中のかけがえない赤ちゃんと向き合う時間を大切にしたいです。
次回の予約なのですが、●日(●)の●:●〜は可能でしょうか?
昨日逆子で来院された方、つわりも無くここまでの経過に本人全く問題なく過ごしてきたとのこと。でも32週すぎてはじめて逆子と言われ、途方にくれておられました。
このような経過をたどった方の治療なり「言葉がけ」はかなり難しいと感じていますが、鍼灸師の皆さんどう思われますか?
自分の不安を話す相手がいない。親族や親友に言ったところで大丈夫と突き放されるか過度に心配されるか、出方が分からず話もできない。それでネットで調べてみると、逆子は必ず帝王切開になるとのこと。
通常の逆子治療だと「諦め」を受け入れておられる方が多いので、エビデンスを提示しながら治療をするというのが賢明です。でも高い週数で逆子になると「ガンの宣告」を受けたという気持ちを持たれている方の治療をする、といった気持ちで治療をしなければいけないので、言葉をかなり選びます。
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