帝王切開だと花粉症や食物アレルギーの発症リスクになるかもしれないという話もあります。
我が家の場合、2人帝王切開で生まれていますが、二人ともアレルギー症状は皆無なのでこの報告は???なのですが、、。
帝王切開分娩は、食物アレルギーの発症リスクになるかもしれない
あと4月上旬が出産予定日だと予定帝王切開になると早生まれになるので、それが心配、と言う方もおられました。
逆子と帝王切開と早生まれ
どうして逆子はいけないのでしょう?
逆子は胎児の姿勢が反対というだけで、赤ちゃん自身に問題があるわけではありません。問題があるどころか、逆子で生まれたお子さんはとても元気だという印象が私にはあります。
人の胎児は頭が非常に大きいので、最初に頭から出てきて欲しいのです。
でも、逆子の場合は出産の時に足やお尻が先に出てきて、最後に一番大きな頭が出てくることになる事になります。
そうすると胎児の首から下は既に出ているのに、頭だけがひっかかって出てこられない状態になるような事もありえるわけです。
その間は呼吸ができないわけですから、胎児は酸素が体内にとりこめないため、命にかかわる事があり得るのです。
いけないわけではないのですが、逆子だと帝王切開になってしまう,,
逆子はほとんどが帝王切開での出産になる。
というのもお母さんの気持ちをつらいものにさせる原因になっています。
少し前ですと「外回転」を行う産院も多くありましたが今はめっきり少なくなりました。
リスクをしたがう自然分娩は病院では許されませんから。
我が家には帝王切開で生まれた子がいます。
ですから帝王切開を端から否定する気持ちにはなれませんが、頭位であれば帝王切開のリスクは少なくなるので、逆子の姿勢をどうにか直したいと私自身、毎日奮闘しているわけです。
実際帝王切開になることへの不安を尋ねてみると、、。
- とにかく経膣分娩を経験したい
- 産後の痛みが強いのではないか
- 傷が心配
- 入院日数が長くなる
- すぐに次の子を妊娠できない
- 出産という痛みを経験しないと、子どもを愛せないかもしれない
- 産道を通ることで元気な赤ちゃんになると言われているので、経膣分娩をしないと元気な赤ちゃんが生まれてこない
- 帝王切開で2週早く生まれると、早生まれになってしまい保育園に入れにくくなる
- 帝王切開で2週早く生まれると、平成生まれとなってしまい、同級生にからかわれるのではないか
- 帝王切開で2週早く生まれると、8月生まれとなってしまい、幼稚園でお祝いしてもらえない
等々、心配も多岐にわたります。
帝王切開の不安が過ぎると、そのストレスで下を向ける子が向けなくなることもあります。
帝王切開についてちゃんと学ぶ。
そういうことも大切かもしれません。
なぜ経膣分娩ができなくなったの?
では以前は希望すれば逆子の経膣分娩をしていた病院が少なからずあったのに、ほとんどの病院で経膣分娩ができなくなったのでしょうか?
かなり前の話で恐縮です。
2006年に3月に産婦人科の先生の話を聞く機会がありました。
話の中で、2000年の英医学誌「ランセット」誌に「逆子の分娩はすべて帝王切開にすべきである」との報告が載って以来、骨盤位の場合、帝王切開を選択せざるを得ない状況になったとのこと。
権威のある医学誌に以下のような記事が載ったため、もしも……訴訟等になった場合、病院側の問題として処理される可能性が極めて高くなってしまい、骨盤位の経膣分娩は選択肢から除外されることが多くなりました。
逆子の分娩はすべて帝王切開にすべきである(Lancet. 2000Oct 21;356(9239):1375-83.)
Planned caesarean section versus planned vaginal birth for breech presentation at term: a randomised multicentre trial
研究チ-ムによると「逆子の場合、帝王切開が14件行われる度に、1人の赤ちゃんの死亡、または、重度の障害をまぬがれることになる」といった表現を用い、逆子を経膣分娩で出産するのはやめるべきとの結論に達しました。
結果を掲載した「ランセット」誌では、オ-ストラリア・メルボルンのラトロ-ブ大学のジュディス・ルムリ-医師が「妊婦、家族、医師は、この研究結果を十分知るべき」とコメントしています。
以下は研究の大まかな内容です。
研究を行ったのはカナダのトロントにあるサニ-ブルック女子大学女性健康科学センタ-のメアリー・ハンナ医師らによるもの。26カ国、121の病院の協力を得て、胎児が逆子の状態にある総計2083人の妊婦を、帝王切開と経膣分娩の2つのグル-プに任意に分けて検討したものです。その結果、帝王切開で生まれた子供で、出産時、あるいは出産後1カ月以内に死亡、または重い障害が出たのは全体の1.6%だったのに対し、経膣分娩では、同6%に…。障害は、脳内の血行不良、脊髄損傷、頭骨骨折、昏睡などによるものでした。経膣分娩のグル-プで死亡した赤ちゃんは16人。うち10人は、胎児が産道を通過するとき呼吸困難が生じるなど、分娩時の問題が原因でした。経膣分娩のうち、担当した医師が20年以上の経験を持つ場合だけを取り上げて集計しても、生まれた赤ちゃんの死亡・障害が出る割合に変化は無いと結論付けています。
あと、これも古い記事ですが、、
帝王切開で母親のリスクは2倍、逆子の死亡率は大幅低下
2007年11月1日 9:11 発信地:パリ/フランス [ ヨーロッパ フランス ]
Maternal and neonatal individual risks and benefits associated with caesarean delivery: multicentre prospective study
BMJ 2007; 335 doi: https://doi.org/10.1136/bmj.39363.706956.55 (Published 15 November 2007)Cite this as: BMJ 2007;335:1025
帝王切開による分娩は通常の分娩に比べ、妊婦が死亡したり健康障害を起こすリスクは2倍以上になるが、逆子の場合、赤ちゃんが助かる確率はとても高くなるという報告
過去に書いたブログから帝王切開のことを探してみました。
海外の帝王切開の現状について(今はかなり違うと思いますが…)
帝王切開を調べすぎると、気持ちが硬くなってしまい、赤ちゃん回りにくくなるから注意が必要
「帝王切開はできればしない方がよい」「予定帝王切開は最も安全な出産方法」
そういわれても、、
逆子の予定帝王切開に対する不信感
医師には
「まだ回る可能性がありますから心配する必要はないですよ」と言わていたのに直ってなくて。
友達や親には
「私も逆子だったけど下を向いてくれたから。大丈夫だよ!」
「もっと大変な方がいっぱいいるんだから、逆子で帝王切開ぐらいなんともないでしょ!」
「母子ともに元気なんだから、問題ないでしょ!」
なんて雰囲気を醸しだされると、言い返すこともできず…
海外ではこんな話も
なんでも産道を使い骨盤が開くことで産後体の戻りが悪くなると思われているとか…
痛いを思いをして体を悪くして「なんで帝王切開にしないんだろう??」という雰囲気だそうです。
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