産後のトラブル
うつ症状等々、産後のトラブルについて、色々とお聞きになる機会は多いかと思います。産後の気虚や気滞による情緒不安定や産後うつ、瘀血による悪露にアザやしみ、めまいに動悸、頭痛等々、そのトラブルは様々かと思います。
逆子のメインホームページはこちらです
https://oosita.jp/breechbaby/
養生の意識
にも書きましたが、妊娠している時に逆子への目線を変えるだけで、ご自身の出産が最善のものに思えるようになります。不安が和らぐだけでも腹腔内の臓器間の関係、特に子宮と胃腸の関係が改善され、赤ちゃんの動きが変わります。
逆子治療を入り口に、安産や産後の肥立ち、そして子育てにも思いを馳せてもらうように治療中あれこれお話しをさせてもらっています。そのための体づくりに東洋医学的な養生は欠かせませんから。
気虚に気滞、瘀血等々、妊娠している時から養生を意識して過ごせば、産後、勝手に整えられると思うのです。
東洋医学的な観点から体を整え妊娠期を過ごす。これはとても大切なことのように思います。産後の肥立ちに悪影響を及ぼす、気虚に気滞、瘀血等々、妊娠している時から養生を意識して過ごせば、産後勝手に体は整えられるものだと思っています。
産後うつを含めた産後のトラブル、妊娠時の補気や瘀血改善も大切だと思います
昨日来院された方、今回は二人目妊娠で来院、3年前の逆子治療、頭位になっても出産まで継続してお灸のセルフケア
出産も産後もトラブル全く感じなかったとのこと
お灸を継続してくれた方、そんな方が多いです
— おおした鍼灸院 (@taketakeyosi) October 24, 2019
第2子も逆子で来院された患者さん
昨日の話です。2017年に逆子治療で来院された方が、今回の第2子も逆子ということで来院されました。前回の初診は(30週6日)、2回の治療後32週4日の健診時に頭位を確認されていました。今回は31週4日が初診でしたが、昨日午前中の健診にて逆子が戻っていたのが確認されていたとのこと。
赤ちゃんが頭位に戻ってもお灸を最後まで続けたおかげで安産だったので、逆子は直りましたがお灸をしてください、とのことで治療をさせていただきました。
お灸の場所がわかれば、ご自宅でもできます。お灸はかなり簡単だと思います。
前回のご出産のことやお子さんのこと、色々お聞きし、産後の肥立ちも特に問題がなく、赤ちゃんも元気だとのこと。ご本人はお灸がとても良かったのではないかと言っておられました。
自宅でのセルフケア
三陰交について
安産のツボとして有名な三陰交、この補血活血作用は半端ないです。妊娠している時からここにお灸をすることで、東洋医学でいうところの血流生成やその流れをよくすることに繋がります。そうすれば瘀血や気の滞りを防ぐことにも繋がりますし、気のめぐりを良くして瘀血をできるだけ防ぐようにしていれば、産後の戻りはなんとかなるというものです。
産後はお子さんいますので、外出もままなりません。治療院に行きたくても、なかなか行けないのが実情かと思います。セルフケア用のお灸は1つ20円くらいです。1回に4つくらいで十分なので、100円も使いません。ですからとても経済的です。産後のことまで思いを馳せて、できることをやってもらえたらと思います。
妊娠している時はこのツボほぼ実なので、やっていただいて問題ないのですが、婦人科系の方や不妊治療の方の中に、お灸のやりすぎとか、もともとの体力不足などで、三陰交が合わない方もおられます。
三陰交にお灸をして調子を崩された方、一度鍼灸師に相談してくださいね。
足三里について
あと、いろんなことに万能のツボである、足三里もオススメです。無病息災健康長寿で有名なツボ、あの松尾芭蕉の「奥の細道」前文にも出てくるツボなので、ご存知の方も多いと思います。
そういえば、今朝読んだ本にこんな話が、、
今朝の話
五木寛之さんの生きるヒント4「異なる」に足三里の話が太極拳やヨガ、簡単な体操でさえも長続きしなかったとのことですが、お灸は自分にあってたとのこと
「生きている以上は、できるだけ気持ちよく生きたい」
元気で長生きな方、ご自身なりの養生を持ってる方ばかりですね
— おおした鍼灸院 (@taketakeyosi) October 25, 2019
あと、このツボは結核の改善を目的として、遠くアフリカでも活躍しています。なんでもここへの施灸でヘモグロビンの濃度が高くなり免疫力が向上、結核の改善を促すとか。この研究は自ら「足三里」への施灸で養生をし、104歳まで現役の医師として活躍、灸に関する論文で初めて医学博士を取得した著名な先生、お灸で108歳という長寿を全うした原志免太郎先生によるものです。
私は忘れた頃にやってくる咳喘息になると、このツボを使います。普段からお灸をすればいいのですが、いつの間にか忘れていたりして、喘息になって、いそいそとお灸を据える自分がいます。
来院時、安産のための、産後の肥立ちのための、そのための養生法もお伝えしますね!
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