「そのままでいい」より「そのままがいい」

逆子治療を希望して来院される方ですが、カルテをみたら、2000人を超える方々の治療をさせてもらっておりました。何年もかけて妊婦さん一人ひとりから伺ったお話は、とても貴重なものだと思っております。妊婦さんからお聞きしたこと、体験されたことを反芻し考えてきた中で、逆子治療はその不安を解消することも大切なことの一つだと思うようになりました。

ですからいろんなことを試してもらうべく、様々な話をさせてもらっております(そのどれもこれもが安産につながるものですし)。

逆子のお灸の他に考えてもらいたい3つのこと

その中で、目線をどこに向けるか、というのは大切なことの一つだと思っています。妊婦さんの目線、胎児への目線、子育てへの目線等々、これら少し変えるだけで、不安から離れることができますし、逆子に対する目線が変わるように思います。

この中の胎児への目線ですが、これは4人の子育てをしてきた事が生きているように思います。

うちには子ども達も例外なく、全てが順調にいった(いってる?)わけではありません。

お腹の中で育たなかった子もいますし、帝王切開も経験しています。NICUに入った子もいますし、2歳でICUに入るほどの大きな事故を経験させてもいます。学校に入っても病気や怪我も多々ありました。子育ての悩みも人並みにはあったと思います。

中でも示談まで10年かかった交通事故は、子どもに対する視点が全く変わるほどのとても大きな出来事でした。まさか自分の子どもが事故にあうだなんて、想像すらしていませんでしたから。

生まれてすぐ呼吸ができなくてNICUに入ったこともそんな出来事の一つです。主治医からこのまま呼吸ができないと、脳に障害を持つこともある、と言われた時の経験は腰が砕けて立てなくなるほどのもので、子どもに対する考え方が変わった本当に大きな出来事でした。

そのような経験を持つのもあるのでしょうか、勉強しなさい!と怒ることもありましたが、子ども達にはとにかく「生きててくれてありがとう!」という気持ちが先行してしまします。

子どもは預かりもの

2013年01月11日 | 子育てについて

「………正直子供なんて作ってええんかなと思たで。………でも実際生まれて抱いてオムツ代えとかしてるやろ、そしたら『これはちゃうわ』って思てん。………ただ、神様がある時期俺たちに預けてくれたもんやろと。だから親には義務があんねん。預かったものやから、子供をしっかりと育てて社会に出してやる義務がな」

「そのままでいいんだよ」

よりも

「そのままがいいんだよ」

という気持ち。

子どもにも言いますし、「そのままがいい!」と心を込めて自分自身に言えば、いろいろと許せることも出てくるかと思います。

胎児も子どもも言う事を聞かなくてあたりまえ

これは逆子にも言えることなのではないかと思うのです。「そのままがいい!」と言うのは自分の感情(頭位にしたいという)と矛盾するかもしれません。でも胎児は他者だということを妊娠している時から体感すると、子育てにも生きる事と思います。ですから子育てにもつながるような、感情についての話もさせてもらっています。

胎児への目線と産後うつ

世のお父さんお母さんと同じくく、子育てしてたら色々ありました。

0歳児でのしんどさ

小学生でのしんどさ

ティーンエージャーのしんどさ

どのステージでも色々あります。

 

生きててくれているだけで、本当にありがたいことだとつくづく思う今日この頃。

このような気持ちに自然となるようになったのは、歳をとったからかもしれませんね。

 

子育ての経験者であってもなくても、うなづいてくれるであろう、この言葉。

「生きててくれている」

「ほんとうにありがとう」

 

その気持ちだけで許されることが多いように思うのです。

患者さんとの話をして、こんなことを思い出しました。

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2004年、南青山2丁目に”おおした鍼灸院”を開業しました。「鍼灸師が教える子どもツボ健康法」東京スキンタッチ会会長、東洋はり医学会会友。経絡鍼灸治療で針の痛みを感じる事無く治すよう心がけてます。逆子の治療はとても得意ですが、実は筋肉系の不調も得意です。子どもは4人、子どもの治療もしています。最近はカメラ、野球、ラグビー、アメフトに興味津々。