時期は違うのですが、今日の話を書いている時に彼岸花が思い浮かんだので、以前撮った写真をアイキャッチ画像にしてみました。
フェイスブックより
亡くなった叔父さんはとてもまじめで働き者。
それに肖ってもらいたいと、私はこの叔父さんから一文字もらっています。
疎遠になった経緯はお話できませんが、私には良い思い出しかありません。
子どもの頃におぼろげな記憶しかない従兄弟でしたが会ってみると話が尽きず、しばしの歓談、お通夜の席で歓談と言っていいのか分かりませんが、これも故人が引き合わせたご縁、とても良い時間を過ごす事ができました。
このお通夜ですが、真宗西本願寺派の方が来てくれました。
お経もしっかりしていただき、その後の話もとても良かったです。
「親2人、その祖父祖母4人その上8人、先祖を10代さかのぼるとその代で1000人、15代さかのぼると30,000人、20代さかのぼるとなんとその代の100万人もの人が私一人に関わっていたとのこと、そしてその誰一人欠いてもあなたは生まれていなかったという話、なんだかグッときてしまいました。」
Facebookに書いたこの話。
20歳で出産するとして20代さかのぼると400年前だから江戸時代前半でしょうか。
江戸時代前半で2,000万人くらいだそうなので、その代の100万人が私一人に関わっているかもしれない。
帰路の電車でその事をあれこれ感慨深く考えている自分がいました。
この車内にいる皆、私と何らかの関わりがあったのかと思うと、少し優しくなっている自分がいるような気がしました。
人はどこかでつながっている
なんだか嬉しくてこの話を来院される患者さんにしていたのですが、そのお一人が、相田みつをさんが同じような事を書にしていると話してくれました。
メールでリンクをもらい読んでみると、そうこの話!って嬉しくなって。
相田みつをさんが最初なのか真宗の講話でよく言われている話なのか定かではありません。
誰が最初とかはどうでもいいのですが、相田みつをさんも同じような事を書に認めているとは。
生まれた瞬間から死に向かって行進している私たち。
その誰もが不安とともに今ここに存在しているという奇跡。
生まれる前の縁と今の縁を大切にしたいと強く思った年末年始、考えるきっかけをいただき感謝です!

http://www.mitsuo.co.jp/museum/exhibition/e_50.html
(相田みつを美術館より)
自分の番 いのちのバトン
父と母で二人
父と母の両親で四人
そのまた両親で八人
こうしてかぞえてゆくと
十代前で 千二十四人
二十代前では 〜ー〜?
なんと百万人を越すんです
過去無量の
いのちのバトンを受けついで
いま ここ に
自分の番を生きている
それが
あなたのいのちです
それが わたし の
いのち です
みつを
「そのままがいい!」と心を込めて自分自身に言えば、いろいろと許せることも出てくるかと思います。
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