腰痛治療で気をつけなければいけない症状

雑多な花壇がとっても好き!


腰痛にも色々あります。

激し過ぎる痛みは病院を勧めているので治療院を訪れる方はおられませんが、治療を頼まれることはたまにあります。

中でも多いのは骨折ですが、すぐに病院に行くべき腰痛もあるので、少しでも不安に思うと病院へ行ってもらうようにしています。

実際のところ、ガンや重篤な疾患にかかっているかどうか、それを見分けるのは簡単ではありませんので。

特に

”発熱をしたがうもの”

”一睡もできないほどの痛み”

”痛みが出てからやせた”

“最近食べてもやせていくばかり”

は気をつけないといけません。

じっとしていても痛い場合や、痛む範囲が腰だけでなく背中や胸にまで広がる感じがある場合は、胃腸や血管の病気も考える必要があります。

骨折による腰痛であれば、動く時に痛みをしたがいます。

発熱についても、ぎっくり腰や骨折だけでは発熱をしたがわないので、熱がある場合、細菌やウイルスによる骨や内臓への感染も考慮しなくてはいけません。

 

このような症状の方に出会う機会は正直あまりありませんが、最悪の事態を想定して治療するに越したことはありません。

夜間・休日であっても様子を見ることなく病院を受診すべき場合は多々あります。

それを促すことも想定して治療にあたります(重篤な初期症状に出会うことがこれまでなかったからこそ、最悪の事態は想定するようにしています)。

そのほか、おかしいと思った場合、精密検査を受けるように言っております。

 

腰痛をしたがう疾患ですが

転移性脊椎腫瘍脊髄腫瘍、ばい菌の感染でおこる骨髄炎化膿性脊椎炎

胆石膵炎胆のう炎も腰痛をしたがいます。

解離性腹部大動脈瘤もそうですね。

婦人科では子宮や卵巣の炎症子宮外妊娠

椎間板ヘルニアも両足のマヒと排尿障害を合併する場合は速やかに病院に行かなくてはいけませんし、馬尾症候群もその必要があります。

 

急性疾患はできるだけ早く処置することがとても大切。

万一このような疾患が気になるような方が来院されたら、自分で抱えず速やかに病院に行くよう促したいと思っています。

腰痛について、どんなタイプがあるでしょうか?

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ABOUTこの記事をかいた人

鍼灸師,按摩マッサージ指圧師 / 東京スキンタッチ会会長 / 逆子治療アドバイサー / 経絡鍼灸治療専門家 / 東洋はり医学会会友 / ヴィパッサナー瞑想経験者 / 子どもは4人。趣味はウォーキング、カメラ、野球、ラグビー、アメフト観戦等。