今年の桜は見応えありますね!
気とは、血とは。
最初に、気血をリンパ液や血液等、生理学的な観点から考えるとこんがらがるので、そのような考えは一切無視して、成長や発育、疲労回復、病的変化の排除や生殖作用等をつかさどる生命エネルギーと考えてください。

気は血を動かし血は気の働きを助けます。
東洋医学ではすべての現象を陰と陽に分けていきます。
古来、人々は身体を「精神の宿る肉塊」と考え、それを陰陽の思想の元で精神の部分を気=陽、肉体の部分を血=陰というように捉えました。

東洋医学では気血の考え方はとても重要なのですが、気血の概念は抽象的で分かりにくく、科学の力で判断できるもののほうが少ないので最初から敬遠される方が多いようです。
しかし気は動きを主るものとして、血は形を表すものとして考えると少しわかりやすいかと思います。

気って何??(私の考えです)
気とは身体の働き、すなわち見る、聞く、走る、感じる、考える、などといった、抽象的部分を考えてるとよいかもしれません。
ですからその作用として大切になってくるのが血(=身体)を運動させ温めることになります。

血って何??(あまり突っ込まないでね)
血とは血液、液体など、形のあるものだと解釈してください。
骨や皮膚、内臓など、身体を構成する細胞は壊されては形作られるので、大きな視点で言えば血といってもいいと思います。

で、ちゃんと説明できてる(^◇^;)?

気・血ともに重要な概念ですが、鍼灸治療は
「”血=身体”に直接働きかけるより、より動きがあり変化しやすい”気”に対してアプローチしたほうが、根本から治療できる。」ととらえて治療します。
でも
「身体にはりをしているのにどうして”気=働き”に作用させることができるの?」
という疑問が生じるかもしれません。
もう少し突っ込んだ説明が必要ですね。
気には「元気」のような生命力の源になるもの、「邪気」のように生命力を脅かすもの等々色々ありますし、、。
気の話は私自身勉強がてらこちらでも書いてみようかと思っています。
ですから今日の話はこの辺で終了しますね。
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