胎児への目線と産後うつ

10/●に無事出産しました!
正期産前日の出産でしたが、体重も2500グラム超の元気な赤ちゃんです。

帝王切開でお腹から出てきた瞬間に元気よく泣いてくれて、本当に安心しました。
お陰様で母子共に健康です。
昨日退院し、私の体調、回復も良好です。

お灸はもちろんですが、先生とお話しできたお陰で、帝王切開へのマイナスイメージがとても和らぎお産に望めました。
ありがとうございました。

始まったばかりの育児、無理せず周りに頼りながら頑張っていきます。

2019/10/18 16:46

34週初診、逆子治療で来院された方のメールです(数字等、少し変えております)。

29週に逆子になり、それから逆子が続いていました。お腹はとても柔らかく、それもあるのでしょうか、逆子になった瞬間がわかったと言っておられました。36週まで3度来院していただいたのですが、次回予約の前に連絡あり、これから入院されるとのこと。結局正期産1日前に帝王切開でご出産されました。

病院の方針により体操等の指示はありませんでした。健診で帝王切開の日にちが決まり、お灸を試してみるべく、旦那さんと一緒に来院されました。

お灸と体操により胎児はとても動くようになります。それに加えて妊婦さんそれぞれに合わせたプラスアルファを考えて治療を組み立ていますが、やはりお灸と体操の二つは逆子治療に欠かせないように思っています。特にお灸は安産にもつながりますので、そのような意味でも試してみる価値は十二分にあるかと思います。

32週(推定児体重2,000g)までに治療ができれば、お灸とお伝えしていることで頭位になる確率は高くなると思います。ですが早くから始めたのにもかかわらず、逆子が続いて帝王切開という方もおられます。頭位になっても緊急帝王切開で出産されたという話もよく聞きます。

いろいろな妊婦さんと接するうちに、ご自身の出産を最善だったと思えるかどうかは、とても大切だと思うようになりました。

出産1ヶ月後の産後うつが 出産1年後の対児愛着を予測する (エコチル調査より)

産後のうつの話も聞くことがあるかと思います。

このリンク先の調査のポイントは

  • 産後1か月および産後6か月の産後うつはいずれも産後1年のボンディング(対児愛着)が悪い状態と関連を示しました。

  • 産後うつに対して適切なケアを施すことで、その後のボンディングの改善に結び付けられる可能性が示唆されました。また、産後うつに特有の症状とされる「不安」因子は「怒りと拒絶」因子と特に強い関連を示したことから、産後の「不安」のケアによっても、子へのネガティブな感情を抱くことを避けられる可能性が高いと言えます。

  • 産後、10~15%の母親にうつ病の症状があるといわれ、とくに産後1か月ごろに多く発症すると言われています。

ここで考えてもらいたいことは、産後の10~15%の母親にうつ病の症状があるということです。その割合がかなり高いと感じられた方も多いのではないでしょうか。その原因ですが、肉体的なものと精神的なの、つまりホルモンの変化や、睡眠不足、不安や心配等の感情的な問題によるものとされています。ただの原因は多岐にわたるので、結局のところわかってはいません。

私も何人かの治療をさせていただきましたが、そこで思うことは、自分自身の出産に納得できていなかった方に、その傾向が多いように感じているということです(治療院に来院される方はどうしても偏っていますし、症例も多くないので、あくまで印象によるものとご理解ください)。

私には4人の子どもがおります。子育て経験のある皆さんと同じく、病気や事故、対人関係の悩み等々、子育てにおいて、人並みに大変な思いもしてきました。そんな中、最近はそのスタートラインである産後初期のうつ状態をどのように回避するか、どうにかならないかと考える事は多いです。

鍼灸治療でホルモン変化への対処はできると思っています。実際お灸を始めて睡眠の質が上がるとおっしゃる患者さんは非常に多いですから。睡眠不足も産後うつの原因に挙げられているので、妊娠時からその対処を学ぶことは有効だと思っております。

その他、不安や心配が過ぎてしまう事が産後うつの原因の一つ、妊娠時から出産や子育てに思いを馳せるというのも大切な事のように思います。

逆子で来院される方に対し、帝王切開への不安や、逆子ちゃんへの関心の持ちようを一緒に考えるのは、実は子育て目線をこの時期から育てることが、産後うつだけでなく、色々な意味でとても大切だという思いがあるからです。

実際逆子への目線を変えるだけで赤ちゃんの動きが変わり、お灸や体操よりも自分の安心が逆子直しにつながった、とおっしゃる方もおられるほどです。鍼灸師として、お灸よりも良かったと言われているみたいで、複雑な気持ちも少なからずあるのですが、それよりも逆子への目線が変わり、安産や子育てを意識するようになれた方が多いので、私の気持ちはともかく、子育てにスムーズに移行するためにも、妊娠時から是非準備してもらいたいと思っています。

お灸はもちろんですが、先生とお話しできたお陰で、帝王切開へのマイナスイメージがとても和らぎお産に望めました。
ありがとうございました。

帝王切開になったとしても、よいお産だったと思えるように、、

以上のようなお話しを含め、メールの中のこの一文、とても嬉しいものなのです。

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2004年、南青山2丁目に”おおした鍼灸院”を開業しました。「鍼灸師が教える子どもツボ健康法」東京スキンタッチ会会長、東洋はり医学会会友。経絡鍼灸治療で針の痛みを感じる事無く治すよう心がけてます。逆子の治療はとても得意ですが、実は筋肉系の不調も得意です。子どもは4人、子どもの治療もしています。最近はカメラ、野球、ラグビー、アメフトに興味津々。