「人は眠りによって育つ」
五木寛之氏の「生きるヒント」からみつけた一文です。
うつや妊婦さんの治療が多くなり「眠り」は生きる根っこであり神様の掟だと、これまで以上に思うようになりました。
睡眠を休息と捉えるとイメージしにくい
ところで眠りをどのように考えるかですが、睡眠を休息と捉えるとイメージしにくいと思いませんか?
もちろん眠りは昼間の活動を支えるリラックスタイムだとは思います。
しかし「睡眠(=リラックス)を改善する」という意味でとらえると、すでにリラックスしているのに、もっと力を抜くってどういうこと?と思う人もいるのではないでしょうか?
ですから睡眠を活動の反対としての休息と捉えるのは、私には難しいです。
眠りは裏の活動
それより眠りは活動の一部、それも裏の活動といったイメージで捉えると、少しは腑に落ちるように思います。
それで最近は睡眠という「活動」を改善するにはどうしたらいいのか、といった考えのもと、治療をしています。
そう考えると眠りの世界が違って見えてきます。
夢を見ているぐらいだから、生命活動がなされないというわけではないと思うのですが、このスイッチオフの状態はいわば裏の活動を超自然的なものに対する畏れや、神秘的なものへの感謝とか尊重とか、目には見えない世界へのつながりとかいったイメージで眺めてみると、色々と気づくことが増えました。
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